ミルク感たっぷりのチョコレイト

ミルク缶とチョコレイトの別館ですよ

カナブンとマーブルチョコって似てない?

昨日の朝、出勤準備でバタバタしてるときにリビングのフローリングにカナブンを見つけた。一往復目は無視したけど、二往復目で「ここでこいつを野放しにしたら、これから先一生カナブンに怯える人生を送ることになるのでは?」と思いつめ、捕獲することにした。でもカナブンはこわい。虫は怖いものだけど、カナブンはマーブルチョコのようなコーティングをされているので、潰れたときのことがたやすく想像できてよりいっそう怖いとおもう。


ティッシュを無駄に何枚も引き出して、カナブンを包み込む。持ち上げるとき、掴み損ねてたらどうしようと考えると怖すぎて息が荒くなった。私は頭がおかしいのでこんなにビビってるのに掴んだあとひっくり返して様子を確認しようとした。虫の裏側なんか見えたら発狂するに決まってるのにやってしまう。やらない方がいいことをやってしまうときってない?ないかな?まあ氷の上に立つように危なげなことをしようとしていた小松未歩だけは私の味方だ。ちなみにテッシュで包みすぎてカナブンは見えなかった。ベランダを開けてカナブンティッシュドームを投げた。やすくんみたいに優しく外に放つということは私にはできない。急いで窓を閉めてから確認すると、カナブンは転がっていた。


私はカナブンを殺したのか。

そう思うとめちゃくちゃ動揺した。カナブンに生きててほしかったわけじゃないけど、少なくとも殺したいわけじゃなかった。少ししてからのぞいてもやっぱり転がっていたので私がカナブンを殺したのか…と思って落ち込みながら朝の準備を進めた。


しばらくしてもう一度ベランダを確認すると、さっきまで転がっていたカナブンが立っていた。立っていた?正しいカナブンのスタイルを取っていた。正位置のカナブンだった。それをみて、殺してなくてよかったと心底思った。私は生まれかわってもカナブンに生まれたくないとおもった。外にでたら腹が立つほど快晴で、極め付けにセミが鳴いていた。セミにも生まれ変わりたくないと思った。人間に生まれてよかった。